KAZ TSURUDOME
鶴留一彦展
「ghost」
ONE NIGHT SHOW 06
2011年1月22日土曜日 13:00~20:00
□アーティストトーク&オープニング :「無の瞬間にあるもの」
2011年1月22日土曜日 19:00 ~
八万湯プロジェクトのメンバーでもある鶴留一彦「ghost(ゴースト)」は、約2年に渡り撮り続けている、舞踏家、原田伸雄の舞台を撮影した作品を展示しました。原田伸雄氏は1949年、福岡生まれ。早稲田大学在学中、劇団「自由舞台」でアラバール作品等の演出を手掛ける。演劇から舞踏へ転身。1980年から84年まで東京で舞踏結社「青龍會」を主宰。1994年に福岡で「青龍會」を再結成。
「最初に彼の舞台を観た時、今まで感じた事のない感覚に襲われた。それは想像を超えた存在感を放つ蠢く肉体の舞いであった。恐ろしくもあるその姿に向き合った時、いつもの撮るという感覚とは違う何かに気付いた…」
TAKASUMI ABE
安部貴住展
「Circulate」
ART EXHIBITION 01
2010年12月10日金曜日~12日日曜日13:00-20:00
2010年12月17日金曜日~19日日曜日13:00-20:00
■トーク&オープニング :「安部貴住を語り尽くすのだ!!、なぜならば…。」
2010年12月11日土曜日 17:00 ~
□パネラー:
安部貴住(美術家、art space tetra)
松本了一(八万湯プロジェクト/シンマルマルビジュツカンプロジェクト)
□司会:
福地英臣(八万湯プロジェクト/シンマルマルビジュツカンプロジェクト)
■音楽イベント&クロージング :
2010年12月18日土曜日 19:00 ~
□出演:
安部貴住(DJ)
諸岡光男(山から降りてきた怒れるテレビレステレビ演奏家)
坂口壱彦(ベース奏者)
□主催:八万湯プロジェクト、シンマルマルビジュツカンプロジェクト
「arts pace tetra」のメンバーとしても活躍中のアーティスト。
1976年大分生まれ、九州産業大学芸術学部美術学科彫刻コース卒業の後、2001年九州産業大学芸術学部美術学科彫刻コース研究生修了、2000年より2002年まで共同アトリエ3号倉庫に参加、その後2004年に非営利のオルタナティヴスペース「art space tetra」を共同で設立。デヴィッドソン大学(ノースカロライナ州)レジデンスや「福・北美術往来展(北九州市立美術館/福岡市美術館)」、九州日仏学館での個展などの展覧会に出品してきました。北九州では2005年の第5回八幡現代美術展「STORE+AGES(旧百三十銀行ギャラリー」以来の展覧会になります。
アーティストトークでは大学での彫刻を学んだ経験から、現在の「Circulate」のコンセプトにいたるまで経過が語られました。
※写真撮影:四宮祐次
RYOICHI MATSUMOTO
松本 了一展
「bug」
ONE NIGHT SHOW 04
2010年9月25日土曜日 13:00~22:00
□スペシャルトーク 18:00〜19:30
「写真や映像を描くということ」
パネラー:松本了一(アーティスト)
司 会:福地英臣(アーティスト)
美しい風景や作品を眼前にするとき、対象そのものだけに心奪われているのではないことに気づく。その個人的な感覚を、日常の中にある様々な視覚媒体を任意に選び、それらを切り取り、または重ね合わせるという行為によって、新たなイメージとして提示したいと考えている。そして、そこから読み取られる意味の不確かさや、鑑賞者の認識の差異を問うような平面作品を制作している。今回の展示では、映像や写真の断片をモチーフに描いた、ドローイングを中心にしたインスタレーション。
トークでは「写真や映像を描くこと」と題し、佐世保の持つ軍港のイメージや自らの作品制作の上で考えている事や、絵画史における写真と絵画の関係について、ゲルハルト・リヒターなどの作品を交えて熱く議論が交わされた。
HIDENOBU MORI
森 秀信展
「天沼矛」
ONE NIGHT SHOW 03
2010年7月31日土曜日 20:00~22:00
□スペシャルトーク 19:00~20:00
「映像のリアリティについて」
パネラー:森秀信(美術家)
”日本神話では伊耶那岐神、伊耶那美神の二柱の神によって、日本の国土は生まれた。天津神は、二神に「漂える国を修理固成(つくりかためなせ)」と詔し、天沼矛(あめのぬぼこ)を渡した。天浮橋に立ち、沼矛を下ろしていまだ漂える天の下を掻き回す。「おのころ島」がまず最初に顕れた。”
展覧会では日本神話をモチーフにしたビデオインスタレーションの展示。
トークではビル・ヴィオラなどの60年代のビデオアートから、ダグラス・ゴードン、シャロン・ロックハート、ディアナ・セアター、ダグ・エイケンといった90年代初頭の世界のアートシーンから、主に映像表現のありかたや、モチーフの変遷についてや、ハリウッドの映像やメディアラボ、フィルムメーカーとの関わりから、アーティストが様々なものを背景にリアリティの追求をしてきたことを中心に語られた。
八万湯プロジェクト 白色ノイズ
HIDEOMI FUKUCHI
福地 英臣展
「ヨメは14歳」
ONE NIGHT SHOW 02
2009年9月23日土曜日 13:00~21:00
□スペシャルトーク 18:00~21:00
「ハダカの漫画♡ハダカの美術」
ゲストパネラー:宮本大人(北九州市立大学准教授)
パネラー:福地英臣(美術家)
オルタナティブを体現する私たちの世代は、ハイカルチャーとロウカルチャーといった分別を、上位>下位といったパワーバランスで大別する事なく、限りなくフラットな視座で語ります。実際に美術史上でのネオポップは言うに及ばず、以降の現代美術の動向や作品のビジュアルは、美術史が提示したハイとロウの大別に対する疑問や批評、オルタナティブ世代ならではの同時代観を体現させます。またサブカルチャーの権化として、圧倒的なポピュラリティーを獲得した漫画は、日本を代表するビジュアルとして、今日における文化批評として語られています。
スペシャルトーク「ハダカの漫画♡ハダカの美術」では、今や、漫画批評の論壇の中心として活躍する宮本大人氏(1970年和歌山生まれ)を招待し、銭湯であった八万湯ならではのキーワード「はだか」をテーマに、漫画と美術について語ってもらいました。